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20代でFIREを達成した若きカリスマ、「ヒトデ」さんの著書『1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE』をレビューします。
- お金持ちになって仕事辞めたい
- FIREした人の生活を知りたい
- 早期リタイアに憧れている
お客様のライフプランの実現をお手伝いするFPとして、共感する考えかたが多くあり、お金の悩みや不安を抱えている人にも役立つ内容になっています。
物語形式でFIREのリアル、幸せな人生について考えさせるステキな作品でした。
FIREのノウハウ本ではない
この本はFIREする方法を解説するノウハウ本ではありません。
物語形式でFIREの現実がわかり、幸せな人生について考えさせる一冊になっています。
読みやすい文章
ヒトデさん特有の読みやすくリズム感のある文章は、長文が苦手な人でもスラスラ読めます。
私は2時間ほどで、一気に読んでしまいました。
FIREの現実をのぞき見
FIRE後の人生をのぞき見することで、憧れのFIREの現実をイメージすることができます。
- 節約してFIREした人
- 一攫千金でFIREした人
- 副業でFIREした人
幸せな人生を過ごすために必要なことを、改めて考えさせられました。
FPの理念にも通じる、目的と手段をはき違えない話
あなたがしたいことは、FIREですか?
それとも幸せな人生を過ごすことですか?
FIREは目的ではない
物語の中で紹介されるFIRE達成者の多くは人生に空虚さを感じてしまいます。
FIREは幸せな人生を過ごすための手段であって、目的ではありませんよね。
貯金も似たような話がある
豊かな人生を過ごすために貯金をしているのに、いつしかお金を貯めること自体が目的になってしまっている人が意外とたくさんいます。
なぜお金を貯めるのか?
なぜFIREを目指すのか?
本書にはそんなことを見つめなおすヒントがちりばめられています。
インデックス投資がギャンブル!?
ネコ「インデックス投資を積み上げてFIREを目指すも充分ギャンブル」
主人公「何を言い出すんだこの毛玉は。」
失敗しない確率が高いだけ
- 50年の実績ある投資法
- ドルコスト平均法と相性〇
- 勝率がかなり高い
インデックス投資は負けにくいけど、今後もそうなる保証はない。
それに全部賭けるのは人生で見たらギャンブルという考えかたは、多くの人に知ってもらいたいと感じました。
ちゃんと頑張ってる?
インデックス投資で頑張ってる気になっていませんか?こんな問いが出てきます。
インフルエンサーやSNSの情報を頼りに、自動積み立てで結果は神頼み!
確かにこれって頑張ってるとは言えなそうですよね。
FIREするには圧倒的なハードワークが必要
FIREは異常。ゆえに異常な頑張りが必要。
実はFIREを目指している私もハッとさせられました。
リスクは投資でなく、仕事でとる
投資でとるリスクは全てを失う可能性があるけど、仕事のリスクは無駄になるかもしれないだけ。
- 転職
- 副業
- 起業
FIREを目指すうえで収入を増やす努力は必須です。
圧倒的ハードワーク
ブログ副業でFIREした人の話が出てきます。
恐らく著者であるヒトデさんの実体験と思いますが、朝から晩だけでなく本業の合間も作業をするのが当たり前。
楽してFIREは絶対にできないし、美味しい話は100%詐欺であることを再確認。
失敗したらどうしようは考えない
あなたは天才ですか?ネコが問います。
失敗したらどうしようは考える必要ありません。
- 普通の人は何回も失敗する
- まずやってみることが大事
- 失敗しても惨めには思われない
このネコ、副業に挑戦している私の背中を押してくれる…
働きかた、生き方のヒントに
FIREを達成しても、結局多くの人が仕事をするそうです。
仕事はお金稼ぎのことではない
仕事とは社会の誰かの役に立つこと。
ここが理解できると働きかたや人生の考えかたがガラッと変わると感じました。
やりたいと思える仕事は?
自分のやりたいと思える仕事って見つけるの難しいですよね。
安心してください。やりたい仕事を見つけるヒント書いてあります。
ポイントはこれまでの人生でついやってしまうことを洗い出すこと。
FIREする必要ある?
やりたい仕事が見つかって、楽しさを感じながら主体的に働くことができたら、そもそもFIREする必要がなくなりますよね。
あなたの目的はFIRE?幸せな人生を過ごすこと?
改めて考えさせられます。
読み物として普通に面白い本でした
ヒトデさん独特の言い回しや、ネコの小鉄とのちょっと泣けるストーリーは読んでいてとても面白かったです。
なんとなくFIREに憧れてる人にとっては、人生を考え直すきっかけになるのではと感じました。
正直なところ、社会とのつながりを実感できないと苦しいという考えは今の自分にはまだしっくりきません。
それはたぶんFIREがまだずっと遠くにある夢のような世界だからだと思います。
今はとにかくハードワークに徹して、FIREに近づいたとき改めて読もう。
そんな感じ!
おわりっ
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