当サイト発の書籍も好評発売中⇒ Amazonでチェック

【保存版】FP相談の準備5ステップ!相談別に用意するもの&当日の流れも解説

当サイトにはアフィリエイト広告が含まれています。

FP相談は準備不足のまま相談に臨むと、何となくモヤモヤしたまま終わってしまうケースが少なくありません。

  • 現状を正確に伝えるには準備が重要
  • 聞きたいことや相談内容は明確に
  • 将来のライフプランをしっかり描く

ファイナンシャルプランナー(FP)は、相談者の現状や価値観をもとに最適な提案をしてくれる専門家です。
しかし、必要な情報が整理されていなければ、具体的な対策や数字を伴うアドバイスができません

さくぱぱ

逆にきちんと準備して臨めば相談の精度はぐっと高まり、将来に向けた行動プランが明確に

この記事では、FP相談の満足度を高めるために必要な準備を5つに絞ってわかりやすく紹介。

さらに相談内容別の持ち物リストや、実際の相談の流れ、信頼できる相談先まで詳しく解説しています。
これからFP相談を検討している方はもちろん、すでに予約済みの方もぜひ参考にしてください。

目次

FP相談に必要な5つの準備

FP相談に必要な準備は、この5つに集約されます!

  • 相談内容を明確にする
  • 家計の状況を整理
  • 資産の内訳を確認
  • 年金・保険・職場の福利厚生
  • 将来のライフプランをイメージ

ここからは、FP相談前にやっておきたい準備5ステップを具体的に紹介します。

準備①相談内容を明確にする

FPに相談したい内容をできるだけ具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。テーマが大きすぎると全体的にふわっとした回答になりがちなので、相談内容はグッと絞ることがおすすめです。

いまいちな相談例
  • 家計を改善したい
  • 保険を見直したい
  • 老後が不安です
グッと絞った相談例
  • 毎月3万円貯める方法を知りたい
  • 保障内容は変えず保険料だけ安くしたい
  • 無理なく返済できる住宅ローンの金額は?
  • 子どもの教育費はいつまでにいくら必要?
  • 65歳で退職する場合、必要な貯蓄は?

漠然としたお金の不安を伝えて、FPと一緒に問題点を考えていくこともできるので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。

準備②家計の状況(収入・支出)を整理する

FPにお金の相談をする上で現状の把握は必須事項。家計の状況については毎月の収入と支出だけでは不十分です。ボーナス、税金、年払い保険料など1年単位で家計を整理しておきましょう。

意外と答えられないのが…
  • ボーナスの手取り額
  • 固定資産税
  • 自動車保険
  • 年間のレジャー費

準備③資産の内訳を確認

現在の資産の内訳も正確に伝えられるよう準備しておきましょう。FPは現状をもとにアドバイスを行うので、正しい情報が揃わなければ提案の方向もズレていってしまいます

さくぱぱ

資産だけでなく借金も要チェック!

少なくとも以下の残高について確認が必要です。

  • 銀行の預金
  • 株式や投資信託
  • iDeCo
  • 住宅ローン
  • その他の借金

準備④年金・保険・職場の福利厚生

保険は必ず確認されますが、意外とスルーされるのが公的年金と職場の福利厚生。公的年金と職場の福利厚生(死亡時の見舞金や退職金など)を見逃して相談を行うと、過度な保険の提案などにつながる危険性もあり注意が必要です。

年金は老後だけでなく、一定の障害に該当する場合や死亡時にも受給が可能です。

準備⑤将来のライフプランをイメージ

FPにお金の相談をする際には、将来のライフプランを伝えることも重要です。仕事を60歳で辞めたい人と、生涯現役で働き続けたい人ではアドバイスの内容も変わっていきます。

具体的に考えておくといいこと
  • 何歳まで働くのか
  • 子どもの進学予定
  • 車の買い替え計画
  • 趣味や推し活に必要なお金
  • 旅行の頻度と1回当たりの予算

【相談別】FP相談で準備が必要な持ちものリスト

FP相談で準備が必要な持ちものを一覧で紹介していきます。

さくぱぱ

とりあえず【共通】を準備しておけばOK!

【共通】全てのFP相談で準備が必要なもの

  • 年収が確認できる書類
  • 毎月の支出の内訳(ざっくり)
  • 税金の支払い明細
  • 銀行通帳や口座情報
  • 投資の内訳
  • iDeCoの加入状況
  • 保険証券
  • 借金の返済予定表
  • 住宅ローンの詳細(団信含む)
  • 年金定期便

家計改善の相談に準備が必要なもの

  • クレカの明細
  • 通信費の明細
  • 光熱費の明細
  • サブスクの内訳

住宅ローン相談に準備が必要なもの

  • 購入予定の不動産情報
  • 返済予定表
  • 借入の当初契約書類
  • 団信の具体的な内容

保険の相談に準備が必要なもの

  • 保険証券
  • 最近の健康診断の結果
  • 会社の福利厚生を確認

老後や年金に関する相談に必要なもの

  • 年金定期便
  • 退職金の目安
  • 相続予定の資産等

資産運用や投資の相談に必要なもの

  • 資産運用の目的を明確にしておく
  • 現在保有している投資商品の詳細

初めてのFP相談|当日の流れを4ステップで解説

ここでは実際のFP相談の流れをステップ形式で解説します。当日の流れを知って、事前に話す内容などの準備もしておきましょう。

STEP

FPの自己紹介

まず初めにFPが所属する会社や、自身の紹介を行います。

基本的にFPがリードして話を進めてくれるので、特に身構える必要はありません。

STEP

相談内容を詳しく伝える

自己紹介を終えると、続いて相談内容の確認です。

事前準備でも解説したように、相談したい内容をしっかりと整理して伝えることがポイントです。

グッと絞った相談例
  • 毎月3万円貯める方法を知りたい
  • 保障内容は変えず保険料だけ安くしたい
  • 無理なく返済できる住宅ローンの金額は?
  • 子どもの教育費はいつまでにいくら必要?
  • 65歳で退職する場合、必要な貯蓄は?
STEP

ヒアリングで現状の確認

相談内容を伝えた後は現状のヒアリングです。

事前準備を行い、具体的な数字で答えていきましょう。

ヒアリングで聞かれる主な内容
  • 家族構成
  • 世帯収入と支出
  • 資産の内訳
  • 借入などの詳細
  • 将来の夢や希望
STEP

ライフプラン表の作成・具体的な提案

ライフプラン表の作成はその場で完成するパターンと、相談後にFPが作成し2回目の相談時に提示されるパターンに別れます。

ライフプラン表とは現状をもとに将来のお金の流れを分析するもので、「人生の設計書」とも呼ばれています。

ライフプラン表でわかることの例
  • 将来の家計収支
  • 貯蓄額の推移
  • 必要な保障金額
  • 現在の家計の問題点
さくぱぱ

ライフプラン表は作ることが目的ではなく、それをもとにお金の悩みや不安にどう向き合うかを考えていくことが重要です。

ライフプラン表をもとに、あなたの相談について具体的な提案や改善策の提示が行われます。

FP相談の準備でよくある質問

初めてFP相談をする人によくある質問をまとめました。

FP相談に準備は不要ですか?

準備をしなくても相談は可能です。ただし、情報が少ないとアドバイスが一般的な内容に留まりがちになります。「毎月いくら貯金できているか」「今の不安・悩みは何か」は最低限整理しておきましょう。

FP相談に行く前に、どんな準備をすればいいですか?

相談内容に応じた「家計の情報」を整理しておくのが基本です。
具体的には、以下のような資料を準備しておくとスムーズです。

  • 家計簿や口座の入出金履歴
  • 毎月の収支(収入・支出の内訳)
  • 保険証券や住宅ローンの返済予定表
  • 資産・負債の一覧(預金、投資、借金など)
  • 相談したいテーマ(例:教育費、老後資金、住宅購入)

このように「現状の見える化」をしておくことで、FPがより的確なアドバイスをしやすくなります。

初回相談でいきなり細かい資料を見せるのは気が引けます…

個人情報は伏せたままでも構いませんので、数字だけでも用意しておきましょう。
たとえば「年間収入は夫600万円・妻100万円」「住宅ローン残高は〇〇万円」などでもOKです。

対面相談とオンラインどっちがいい?

周りを気にせず、移動の手間もないオンラインがおすすめです。

無料相談と有料相談、準備の違いはありますか?

基本的な準備内容は変わりません。有料相談では時間が限られるため、優先順位を整理しておくことが重要です。

FP相談で失敗しないコツは?

FP相談で失敗しないための最大のポイントは、事前準備と相談の目的の明確化です。
「なんとなくお金のことが不安」で相談に行くと、FPも的確なアドバイスがしづらく、結局ふわっとした話で終わってしまうことも。

まずは、以下の3つを整理しておくのがおすすめです。

  • 今の家計の状況(収入・支出・資産・負債)
  • 将来どうしたいか(教育費、住宅購入、老後など)
  • 何を聞きたいのか(例:保険の見直し、投資の始め方 など)

FP相談は正しい準備&信頼できるFP選びが成功のカギ!

FP相談を有意義なものにするには、正しい準備と信頼できるFPの選定が欠かせません。

FP相談は事前準備がアドバイスの質を左右する

FPはあくまで「アドバイスのプロ」であり、魔法のような解決策を一方的に提示してくれるわけではありません。
より具体的で的確な提案を受けるために、少なくとも以下の準備を行いましょう。

  • 家計の収支や資産の把握
  • 将来のライフプラン
  • 相談内容の明確化

この3点を意識して準備しておくだけでも、相談の充実度は格段に上がります。

FP選びで気をつけたいポイント

同じ「FP」でも、その立場や目的はさまざまです。
とくに無料相談の場合、特定の保険商品や住宅ローンの販売が目的になっているケースも少なくありません。

FPを選ぶポイント
  • 独立系(特定の金融機関に属さない)かどうか
  • 家計全体を中立的に見てくれるか
  • 無理な勧誘や商品の押しつけがないか
  • 初回面談の印象や口コミの評判

信頼できるFPを探したい方は、30社以上を比較した【FP相談おすすめランキング】もチェックしてみてください。

さくぱぱ

全て体験レビュー付きで解説しています!

FP相談は準備×相性で「納得のいくお金の判断」ができる

FP相談の目的は「お金の悩みを解消し、自分に合った判断ができるようになること」です。
そのためには、事前の情報整理と、あなたの価値観に寄り添ってくれるFPとの出会いが重要です。

準備が整い、信頼できる相談相手に出会えたとき、将来に対する漠然とした不安は「具体的な行動」に変わっていきます。
これからFP相談を受ける方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、納得のいく相談時間を過ごしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランニング技能士(FP)1級
FP相談を初めて利用する人のバイブル本『お金の不安を爆速で解決するFP活用の極意』著者。
金融機関に15年勤務、現在はWebライターとして活動しつつ自身のメディアも運営。FP相談を35回以上体験して研究するFP相談オタク。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次